吹奏楽あれこれ

吹奏楽にバイオリンはない?吹奏楽とオーケストラの違いをわかりやすく解説!

吹奏楽にバイオリンはない?吹奏楽とオーケストラの違いをわかりやすく解説!

あなたは吹奏楽とオーケストラの違いってわかりますか?

フルートやクラリネット、トランペット、チューバなど吹奏楽にもオーケストラにも共通する楽器はもちろんありますが、一番大きな違いはバイオリンをはじめとする、弦楽器の存在が、吹奏楽にはいないことです。

 

吹奏楽とオーケストラの違いはバイオリンのような弦楽器がいないことです!ハイ終了!

これだけだと味気なさすぎるので、もう少し詳しく吹奏楽とオーケストラの違いについて調べてみようと思ます。

是非お付き合いください♪

吹奏楽にバイオリンはない?

あなたは吹奏楽でバイオリンを見かけたことはありますか?

 

私は以前、バイオリン奏者の方がゲストで吹奏楽とコラボ演奏をしているのを見たことがあります。

その時の演奏はバイオリンはゲスト参加ということで、バイオリン奏者の方はガンガンソロを弾いてました。

 

だけど普段の吹奏楽の演奏ではバイオリンを見掛けないことのほうが多いと思います

そこで吹奏楽には、普段どうしてバイオリンがいないのかと疑問に思う方も多いのではないでしょうか?

 

そういえば、オーケストラのコンサートマスター(指揮者と演者の間を取り持つ第二の指揮者)は、バイオリンが務めますが、吹奏楽ではクラリネットがコンサートマスターを務めていますよね。

また、原曲がクラシック曲を吹奏楽で演奏する場合は、本来バイオリンが主旋律を担当しているところを、クラリネットが担当していることがほとんどです。

 

つまり、オーケストラでは主旋律を担当するバイオリンも吹奏楽では、クラリネットに代替えできちゃうんですね…

以上より、吹奏楽にバイオリンはいる?いない?に対してまとめると…

・吹奏楽にバイオリンはほとんど見かけない

・吹奏楽ではバイオリンの代わりをクラリネットが担当する

だけどオーケストラにはクラリネットもバイオリンもいるのに、吹奏楽になるとバイオリンがいなくなるのはどうしてなのでしょうか?

 

そこで吹奏楽にバイオリンがいない理由をもっと詳しく知るために、オーケストラと吹奏楽について調べてみました。

オーケストラと吹奏楽の違いについて調べてみると、バイオリンのような弦楽器がいないこと以外にもいろんな違いが出てきましたよ!

 

それでは吹奏楽とオーケストラの違いについてわかりやすく解説していきましょう!

オーケストラとは?

まずはオーケストラについて解説していきます。

オーケストラとは、管楽器、弦楽器、打楽器などたくさんの楽器で構成された楽曲・楽団で、クラシックをメインに演奏します。

 

有名な曲と言えば、ベートーヴェンの「交響曲第9番」とか、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」などが挙げられますね!

吹奏楽が普段演奏している曲に比べると格式高そうなイメージがあります…
(もちろん吹奏楽でもクラシックは演奏できますよ!)

そんな格式高そうなオーケストラの歴史について調べてみました。

オーケストラの歴史

オーケストラが誕生したのは、18世紀半ばのヨーロッパからです。

当時のヨーロッパは王様や貴族が世の中を支配していたため、市民から税金を搾り取って贅沢三昧な生活を送っており、その中で音楽、芸術、建築といった娯楽が発展していきました。

彼らは、大金を使って人気作曲家に曲を作らせ、作曲家たちは大金を得るため、より良い音楽を作ります。

このような動きから、オペラやバレエのような音楽が誕生しました。

そして、オペラなどの伴奏としてバイオリンなど複数の楽器が使われるようになったのが、オーケストラの始まりです。

歌がメインの教会音楽やオペラの伴奏として、弦楽器・木管楽器が使われるようになり、楽器がメインの交響曲や協奏曲、バレエ等が発展していくにつれて、金管楽器やティンパニなどが加わり、大規模になっていきました。

 

ちなみにオーケストラの語源は、ギリシャ語のオルケストラからきています。

オルケストラは古代ギリシャの円形劇場より、舞台と観客を分けた半円形スペースのことを指していて、この部分で合唱や舞を披露していました。

今のオーケストラと同じ形ですね!

以上より、オーケストラの歴史について簡単にまとめると…

・オーケストラの誕生は18世紀半ばヨーロッパから

・王様や貴族の力で音楽が発展

・オペラなどの伴奏で複数の楽器を使うようになったことが始まり

・オーケストラの語源はギリシャ語のオルケストラより

 

オーケストラが格式高いイメージなのは、王様や貴族が娯楽のために聴いていた音楽だったからなんでしょうね!

そんな格式高いイメージのオーケストラで使われる楽器には、どんな楽器があるのか見ていきましょう。

オーケストラで使われる楽器の種類

オーケストラで使われている楽器の一覧をご紹介します。

オーケストラで使われる楽器の種類
  • バイオリン
  • ビオラ
  • チェロ
  • コントラバス
  • フルート
  • クラリネット
  • オーボエ
  • ファゴット
  • トランペット
  • トロンボーン
  • ホルン
  • チューバ
  • 打楽器(ティンパニ、スネアドラム、シンバル等)

オーケストラのメインとなる弦楽器以外は吹奏楽でお馴染みの楽器ばかりですね!

吹奏楽とオーケストラの違いについては、また後程詳しく見ていきましょう。

 

それでは、次に吹奏楽についても調べてみましたので解説していきます。

吹奏楽とは?

吹奏楽は皆さんご存じの通り、管楽器(木管楽器・金管楽器)と打楽器で演奏する音楽のことです。

今でこそ様々なジャンルを吹いてますが、一番印象にあるのは行進曲ですよね。

「星条旗よ永遠なれ」「双頭の鷲の旗の下に」は聴いたことのある曲ではないでしょうか?

オーケストラと比べるとポップな感じがします。

そんなポップなイメージの吹奏楽の歴史について調べてみました。

吹奏楽の歴史

吹奏楽の主である管楽器は35000年前から存在しており、古代文明の壁画等にはラッパやような楽器や太鼓の絵が描かれていました。

古代ローマや古代エジプトでは、管楽器は儀式や信号の音響効果として用いられ主に軍隊で使用されたと考えられています。

軍隊に使用される理由は、野外で大きな音を響かせることができ、どこでも演奏ができるので、合図や信号に用いられていたからでした。

この軍隊で管楽器を使う動きは世界各地で確認されており、これが吹奏楽の始まりと言われています。

 

その後も時代を重ねるにつれて様々な管楽器・打楽器が誕生し、音響の幅が広がります。

楽器が増えることで様々な演奏が可能になり、野外だけでなく室内でも演奏する機会が増えていきました。

以上より、簡単に吹奏楽についてまとめると…

・管楽器の起源は35000年前から

・もとは軍隊で使用されていた

・野外演奏に適するが、楽器が発展していくにつれ様々な演奏が可能に

 

吹奏楽が行進曲のイメージだったのは、もとは軍隊で使用されていたからだったんですね!

それでは、軍隊で使われる音楽が発展した吹奏楽で使われる楽器の種類についても調べてみましたのでご覧ください。

吹奏楽で使われる楽器の種類

こちらが吹奏楽で使われている主な楽器の一覧です。

吹奏楽で使われる楽器の種類
  • フルート
  • クラリネット
  • オーボエ
  • ファゴット
  • サックス
  • トランペット
  • トロンボーン
  • ホルン
  • ユーホニウム
  • チューバ
  • コントラバス
  • 打楽器(ティンパニ、スネアドラム、シンバル等)

この他にも、編成によっては種類が増えることもありますが、楽器の構成はオーケストラと一部を除いて似ていますよね。

 

ここまで吹奏楽とオーケストラの歴史や使われる楽器の種類についてご紹介してきました。

それでは、いよいよお待ちかねの吹奏楽とオーケストラの違いについてみていきましょう!

吹奏楽とオーケストラの違いは?

吹奏楽とオーケストラについて、それぞれ調べて比べていると吹奏楽にバイオリンのような弦楽器がいないこと以外の違いが見えてきました。

吹奏楽とオーケストラの違い
  • 吹奏楽とオーケストラの成り立ち
  • 得意分野

王様や貴族の娯楽として優美な室内音楽が得意なオーケストラ。

軍隊を鼓舞したり、遠くに合図を送るために野外で大きな音を出す必要のあった吹奏楽。

 

成り立ちや得意分野に違いがあることはいいことだと私は思うのですが、時々「吹奏楽はオーケストラの劣化版だ」という声も聞こえてきます。

なぜでしょうか?

吹奏楽はオーケストラの劣化版?

吹奏楽はオーケストラの劣化版と言われてしまう理由を考えてみました。

・管楽器、弦楽器の得意な音量に違いがある

・背景の違い

まずは音量の違いについて。

弦楽器は小さい音で繊細な表現が得意ですが、管楽器は大きな音を遠くに響かすことが得意です。

心を穏やかにしたいときって、大きな音より小さな音のほうが癒しになりませんか?

癒しの曲にクラシック(弦楽器)があるのは、小さな音に癒しの効果があるからと考えます。

 

次にに背景の違いについて

オーケストラと吹奏楽の歴史でも話しましたが、オーケストラは王様や貴族のため、吹奏楽(管楽器)は軍隊のためと使用目的が違います。

静かで優美なクラシックと、明るくて元気な行進曲

管楽器=元気!みたいなイメージがあるから、吹奏楽でクラシックを演奏するとイメージがぶれて違和感を感じる人が少なからずいるのではと思います。

 

吹奏楽がオーケストラの劣化版と言われてしまうのは、得意な音量コントロールの違いとそれぞれの誕生した背景の違いが原因だと私は考えます。

私は吹奏楽畑出身なのでクラシックを演奏してもあまり違和感湧きませんが…

オーケストラ出身の方には、吹奏楽のクラシック曲の演奏を聴くと違和感があるのでしょうね。

 

さて、ここまでの話しで吹奏楽とオーケストラの違いには弦楽器があるかどうかだけではないことがわかりました。

音楽的に違いがある吹奏楽とオーケストラでは、これから楽器を始めたい人はどっちを選ぼうか悩んでしまいますね。

 

そこで今度は、吹奏楽とオーケストラを始めるのならどちらが良いのか?ということを見ていきましょう。

吹奏楽とオーケストラ、始めるならどっち?

吹奏楽とオーケストラの楽器構成を比べてみても、大きな違いってバイオリンのような弦楽器があるかないかですよね?

バイオリンが好きなら、弦楽器があるオーケストラから始めても良いし、サックスが好きなら、吹奏楽を始めたほうが良いと思います。

 

ただ、吹奏楽は中学校、高校の部活動にだいたい存在する部活動なので、事前知識があまりなくてもとっつきやすいのではないかと思います。

オーケストラはジュニアクラブもあると思いますが、中学校や高校の部活動で存在しているのをなかなか見かけません

ジュニアクラブのようなアマチュアバンドに入るならば事前に調べたり、楽器を購入したりと少し敷居が高いイメージがあります。

 

もし楽器を始めたいという方で、吹奏楽かオーケストラで迷われているのなら…

・始めたい楽器は弦楽器ならオーケストラ、管楽器なら吹奏楽

・学校の部活動は吹奏楽のほうが普及されているので関わりやすい

上記のことを参考に選んでみてはいかがでしょうか。

以上、吹奏楽とオーケストラの違いについてでした。

 

ところで、あなたはウインドオーケストラブラスバンドという言葉を聞いたことがありますか?

吹奏楽のことをウインドオーケストラやブラスバンドと言ったりするんですけど、どちらも管楽器を中心に構成されている団体です。

 

吹奏楽とウインドオーケストラとブラスバンドっていったい何が違うのでしょうね?

そこで、吹奏楽とウインドオーケストラとブラスバンドの違いについても調査しましたのでご覧ください♪

吹奏楽とウインドオーケストラとブラスバンドの違いは?

吹奏楽とウインドオーケストラとブラスバンドの違いは何でしょうか?

まず、それぞれについて調べてみました。

吹奏楽:管楽器(木管楽器・金管楽器)と打楽器で演奏する音楽のこと。

吹奏楽:管楽器(木管楽器・金管楽器)と打楽器で演奏する音楽のこと。

ウインドオーケストラ:オーケストラから弦楽器を除いたもの。(つまり吹奏楽とまったく同じ。)

ブラスバンド:金管楽器と打楽器で構成された楽団。

 

ウインドオーケストラは吹奏楽と同じ意味だったんですね~

一方、ブラスバンドには木管楽器はいなくて、金管楽器と打楽器で構成されていたバンドなんですね。

たまに吹奏楽のことをブラスバンドって呼ぶ人がいますが、「吹奏楽」=「ブラスバンド」ではないので、これからは区別して呼んであげるといいかもしれません。

 

以上より、吹奏楽とウインドオーケストラとブラスバンドの違いをまとめると…

・吹奏楽とウインドオーケストラは同じ意味。

・ブラスバンドは金管楽器と打楽器で構成されたバンド

楽器の種類によって楽団や音楽の名前が変わるって面白いですね♪

以上、吹奏楽とウインドオーケストラとブラスバンドの違いについてでした。

吹奏楽とオーケストラの違いのまとめ

最後に吹奏楽とオーケストラの違いをまとめてみました。

・吹奏楽にはバイオリンのような弦楽器がいない

・成り立ち(吹奏楽は軍目的、オーケストラは貴族たちの娯楽から)

・得意分野(管楽器は大きな音を出しやすい、弦楽器は小さな音での繊細な表現が得意)

・中学校、高校では吹奏楽のほうが普及している

吹奏楽にバイオリンのような弦楽器がいないこと以外の違いがあることをわかってもらえたでしょうか?

 

得意分野はそれぞれ異なりますが、吹奏楽にもオーケストラにも良い曲はたくさんありますし、アレンジが面白い曲もたくさんあります。

いい音楽にたくさん聴いて、自分の感性に磨きをかけていきましょう!